本校インターアクト部の生徒13名が、オンライン会議システム「Zoom」を活用し、「防災・減災オンライン交流会」に参加しました。
本取り組みは、
- 災害を経験した方々の生の声に触れることで、命の大切さや防災教育の重要性を認識するとともに、自校における今後の防災・減災の取り組みに生かすこと
- 安全で安心な社会づくりへの参画意識を高め、災害時に支援者として適切な役割を果たすための一助とすること
を目的に、「大槌と北九州をつなぐ」防災・減災オンライン交流会が行われました。
この交流会は、北九州市教育委員会が主催し、本校の他、岩手県立大槌高等学校、明治学園高等学校の3校が参加しました。
岩手県立大槌高等学校
大槌高校からは、東日本大震災を被災した経験を写真を交えてご紹介いただきました。「避難所となった学校は、行政、銀行などが集まり、まるで一つの町のようだった」という紹介が印象に残りました。また、発災以降、これまで23回撮影し続けた定点観測写真を共有していただき、まちの復興について実感することができました。
明治学園高等学校
北九州市の防災士認証登録者数が、政令指定都市でワースト1位、全世帯にハザードマップ配布しているものの、認知度が低い等の課題を解決するために、地域防災力向上プランとして、民間企業、小学校への出前授業等、地域の防災力の向上を目的とした防災・減災意識向上の啓発活動を行っていることを発表していただきました。
北九州市立高等学校(本校)
インターアクト部として、これまでに取り組んできた活動やこれからの行いたい活動をパワーポイントにまとめ、発表を行いました。生徒にとってオンラインでのプレゼン発表は、初めての体験で、緊張している様子でしたが、スムーズに発表することができました。
各校の発表後、相互に質問しあい、理解を深めていきました。新型コロナウイルス感染症の影響により、対面での実施が難しい中、オンライン上で東日本と西日本がつながり、互いの経験や知識を共有できたのは、貴重な体験だったと思います。
お忙しい中調整していただいた、北九州市教育委員会、岩手県立大槌高等学校、明治学園高等学校のみなさん、本当にありがとうございました。本校は、今後も防災・減災教育を継続していきます。