11月29日と12月13日の5、6限目に、市高タイムを実施しました。
市高タイムとは、魅力ある学校づくりの一環として、令和4年度からスタートする新たな取り組みで、たくさんの講座の中から生徒自身が個人の興味・関心や進路希望に応じて自ら講座を選択し、受講する時間のことです。
講座内容は、「学業」「資格取得」「部活動」の3本柱をもとに構成されており、英検、漢検、日商簿記、パソコンスキル、共通テスト対策などがあります。また、部活動を選択することもできます。
さらに、今回の市高タイムでは、出張講座を実施しました。
九州工業大学の河部徹准教授(大学院工学研究院 機械知能工学研究系)からは、「学生フォーミュラ」(車両開発)について教えていただきました。「九州から全国に通用する車両を!」との思いを胸に、九工大生が頑張っている様子を知ることができました。
北九州市立大学ひびきのキャンパスの長弘基准教授(国際環境工学部機械システム工学科)からは、形が元に戻る不思議な金属「形状記憶合金」の仕組みについて教えていただきました。
この金属の特性をもっと深く知るために、お湯で動く風車も作ってみました。「モーターもついていないのに、どうして動くのだろう??」と生徒たちもびっくり!
また、「北九州市立いのちのたび博物館」からは4名の学芸員の方をお招きしました。自然史課の太田学芸員からは「北九州市周辺の大地の多様性」について、蓑島学芸員からは「自然史課学芸員の仕事」について学びました。歴史課の宮元学芸員からは、「考古学におけるお墓の話」、日比野学芸員からは「北九州市の都市の形成」の講義をしていただきました。普段、何気なく生活している北九州市の魅力を再発見できたのではないでしょうか。
資格取得に向けて勉強している様子です。
市高タイムは、自分の目標に合わせて講座を選択することができるので、生徒にとって非常に魅力的な取り組みとなっています。この時間を有意義に活用して、広い視野を持って世界に羽ばたいていくための一助となればと願っています。