「総合的な探究の時間」講演会を実施しました

6月30日、3年生の生徒を対象に、企業が行っているSDGsに向けた企業の取り組みについての講演と代表生徒とのトークセッションを行いました。

まず、クラウン製パン株式会社の松岡寛樹様にお話しをしていただきました。クラウン製パンでは、SDGsに向けた取り組みとして、食品ロスを減らすために、1日に100㌔以上排出されるパンの耳を利用してビールを作るという新たな取り組みを始められたそうです。また、松岡様は「三方よし」という言葉について教えてくださいました。「売り手」「買い手」「世間」のすべてにとって良い状態を目指すという考え方は、まさにSDGsの考え方と同じだということでした。


続いて、極東ファディ株式会社の吉水請子様にお話しをしていただきました。ファディでは、SDGsに向けた取り組みとして、女性が活躍できる環境作りを推進しているそうです。その結果、これまで一人もいなかった女性店長が、2022年4月時点で 4名活躍されています。また、コーヒー豆のフェアトレードについても、詳しくお話してくださいました。おいしさの価値を評価するカッピングフォーマットという仕組みを利用して、生産国と消費国の信頼関係を大切にしながら、質の良いコーヒーを提供に力を注がれています。


代表生徒が質問をしている様子です。

メモを取りながら、一生懸命に聞いていました。

今日の講演を通して、地元企業が地域課題にどのように取り組んでいるのかを学び、SDGsへの理解をさらに深めることができました。今後の生活においてSDGsを意識した行動を率先してできるようになりたいという思いが強まりました。貴重な経験をお話ししてくださった松岡様、吉水様、本当にありがとうございました。